「HELLO WORLD」観てきました。解説はしませんが※ネタバレあり
「天気の子」を見に行った際に宣伝で見て気になっていた作品1。
というより、1本物のアニメ映画に最近興味が深まったのかな。
で、「HELLO WORLD」。
感想を述べると…イマイチでした。
ポイントはいくつかあります。
・前宣伝で言われていた「ラスト1秒で世界がひっくり返る」みたいな言葉の実態が、「わかりにくかった」です。
・「天気の子」比較するのが悪いのかもしれないですが、映像美が違う。「天気の子」が良すぎたのでしょうか?あっちは花火のシーンとか印象的でしたが、こちらはなんでしょう、倒れてくる京都タワーを押し返すシーンとか、もう少しセンスのいいシーンにできなかったものか…
・全体的にキャラが印象に薄く感じた。感情移入があまりできなかったのは、そうするためのタイミングが少なかったからな気がします。余計なシーンに時間を使いすぎていた?みたいな。警備とのやりとりはもっと薄くていいから、キャラの掘り下げに時間を使って欲しかったかな。
いわゆるラストのどんでん返しってやつが、説明がないので想像で結論を出さねばなりませんでした。
ネタバレですが
結局、主人公も未来の主人公もそのどちらの世界も、主人公が目覚めるためにヒロインが作り出していたものだった。のか?
植物状態であった主人公、なぜそうなった?本当はカミナリのせいで植物状態になったのは主人公だった?
主人公が目覚めるために、「器と中身の同調」をするために作った「記憶」はあそこまでしなければならない過去だったのか?
未来の主人公は、単純に過去のヒロインを、事故が起きる直前の状態までしてから同調させていた。同じレベルの事を主人公に行えば実世界の主人公を目覚めさせることがヒロインにはできなかったの?あんな警備と戦ったりした現実があったとは思えない。
最後のオチのせいで「HELLO WORLD」というタイトルと実体が乖離していまっている気がする。
小説版があるそうで、それを読めば、また見方も違ってくるのかもしれませんが、その機会は来るのだろうか…
さて、劇場版「あの花」と「心が叫びたがっているんだ」が地上波で放送されるそうです。
もちろん「空の青さを知る人よ」の上映に合わせてでしょう。
こちらの作品はどちらかといえば青春もの色が強いんじゃないかなって勝手に思ってます。ただ、「時をかける少女」みたいなシーンが宣伝で使われているので、その辺も気にかけながら、見に行くかどうか。
しかし「HELLO WORLD」観て色々考えた結論は、新海監督作って面白いんだなってことでした。私個人の感想です。